老人ホームなどを運営している介護業界では、優良なサービスを提供する企業がある一方、
税制や施策を利用してひと儲けしようとする悪徳老人ホームもあります。
大切な家族が入居する場所なので、できれば手厚い介護が受けられる老人ホームを選びたいものです。
そこで今回は、悪徳老人ホームを見抜くためのポイントを紹介していきましょう。
すぐ入居できる老人ホーム
老人ホーム選びを行う際は、家族で施設見学をする方もいるかと思います。
見学に訪れた際に、「今、入居のキャンセルが出たのですぐに入居することができます」など
契約を進めてくる老人ホームは要注意です。
入居する本人の状況や様子を見ずに受け入れを行う老人ホームは、
何かあた時に即退居を迫られる可能性があります。
反対に、優良な老人ホームは入居する前に必ず本人に合って確認し
「この方にはこういったケアができます」というように責任ある受け入れをします。
食事時間に見学をしてみる
検討中の老人ホームがあれば、昼食の時間をめがけて見学するのがおすすめです。
食事の質などについては、行政側からの指導がある訳ではないので
一生懸命取り組んでいるところと手を抜いているところの差が出やすいところでもあります。
見学の際に「できれば入居者の方たちと一緒に食べさせてもらいたい」とお願いしてみると良いでしょう。
同席を受け入れてくれる老人ホームは、自分たちのサービスに自信がある証拠なので信頼できます。
同席した際には、入居者の方が出された食事を食べているか、
一人ひとりの状況やペースに合わせて食事の量を調節せず一律で提供しているところは、
食べ残しが多いです。
当然、毎日食べる食事ですから美味しく食べられるかも重要なポイントになるでしょう。
職員の離職率が多い
老人ホームでは、一人ひとりの介護職員にノウハウが蓄積していく職種です。
退職者が多ければ多いほど、現場で得たノウハウが失われ老人ホームとしての質やレベルも向上できません。
また辞めていく職員が多い老人ホームは、何らかの問題を抱えている可能性が高いでしょう。
例えば、24時間以上の勤務が常態化しているような悪徳老人ホームであれば、
間違いなく離職率が高くなるはずです。
ここでは、親の老人ホーム選びで失敗しないためのポイントをご紹介してきました。
ニュースでは、介護業界の不祥事が目につくこともあり信用できない老人ホームも増えてきているようです。
老人ホーム選びでは、実際の施設を見学し自分たちの目で
信頼できる老人ホームであるかどうか見極めるようにしましょう。