毎日暑い日が続いていますね🌞
ニュースでは毎日のように「熱中症警戒アラート」が発表され、「水分補給をしましょう」「エアコンを使いましょう」と呼びかけられています。
先日の朝のテレビ番組で、とても気になる話題が紹介されていました。
「熱中症になると、将来認知症になるリスクが高くなる可能性がある」
という内容です。
「えっ、本当?」と思い、少し調べてみました。
熱中症と認知症の関係とは?
近年の研究では、全国約6万人を3年間追跡調査した結果、
5月から9月までの暑い日が合計30日ほどある地域では、翌年以降の認知症発症リスクが40~150%高くなった
という報告がありました。
これまでにも、
- 暑さによって一時的に記憶力が低下する
- 重度の熱中症を経験した人は認知症になりやすい
という研究はありました。
さらに最近では、「暑い夏そのもの」が将来の脳の健康に影響している可能性も指摘されています。
なぜ熱中症が脳に影響するのでしょう?
熱中症になると、
- 脱水
- 高体温
- 血液循環の悪化
などが起こります。
重度になると脳細胞にもダメージが及び、その後も脳の中で炎症が続くことがあります。
その結果、認知機能が低下し、将来的な認知症のリスクが高まる可能性があると考えられています。
つまり、
「今年の熱中症を防ぐことが、将来の脳を守ることにつながる」
ということなのです。
また、気温が30℃を超える環境では、糖尿病の合併症で入院するリスクも約1.6倍になるという報告もあります。
暑さは、私たちが思っている以上に体へ大きな負担をかけているのですね。
認知症の方は特に熱中症に注意
認知症の方は、
- 暑さを感じにくい
- のどの渇きを感じにくい
- エアコンを消してしまう
- 厚着をしてしまう
などの理由から、熱中症になる危険性が高いと言われています。
ご本人が「暑くない」「大丈夫」と話していても、実際には体温がかなり上がっていることもあります。
そのため、ご本人の判断だけに任せず、ご家族が環境を整えてあげることがとても大切です。
今日からできる熱中症対策3つ
① 室内環境を整える
エアコンは我慢せずに使いましょう。
設定温度を適切に保ち、ご本人が誤って消してしまう場合は、家族が定期的に確認できる工夫も安心です。
温湿度計を見やすい場所に置くだけでも、室温の変化に気付きやすくなります。
② 水分補給は「時間」で決める
「喉が渇いたら飲んでね」
だけでは十分ではありません。
認知症の方は喉の渇きを感じにくいことがあります。
例えば、
- 1時間ごと
- 食事の前後
- トイレのあと
など、生活の流れの中で水分補給を習慣にすると飲み忘れを防げます。
③ 服装や日差しを工夫する
季節に合った薄手の服を用意し、厚着をしなくても済む環境を整えましょう。
また、
- 遮光カーテン
- すだれ
- よしず
などを利用すると室温の上昇を抑えやすくなります。
ちょっとした工夫でも体への負担は大きく変わります。
家族みんなでできる予防を
日本は世界でも認知症の方の割合が高い国の一つと言われています。
もちろん、認知症にはさまざまな原因があり、熱中症だけが原因ではありません。
しかし、熱中症を予防することで将来の健康につながる可能性があるのであれば、今日からできることは始めたいですね。
「まだ大丈夫」
「今年くらいは平気」
そんな油断が思わぬ体調不良につながることもあります。
今年の夏も暑さはまだまだ続きそうです。
ご家族や周りの方と声を掛け合いながら、
- 水分補給
- エアコンの活用
- 室温の確認
- 無理をしない生活
を心掛けてみてください。
今日の熱中症予防が、未来の健康、そして脳の健康を守る第一歩になるかもしれません。
家族のために、自分のために、そして元気な明日のために。
できることを、一つずつ始めてみませんか。