しずなび介護なび、中部エリア相談員、米田です。
お変わりありませんか?
21日に公開を迎えた「TOKYOタクシー」🚘を見てきました。
神奈川県葉山にある高級老人ホームへ入居するために乗ったタクシーでのお話。
主演は倍賞千恵子さん&木村拓哉さん。
監督は山田洋次さん。なんと95歳❣
85歳の女性が身の回りの物を持ち、自宅の処分などを司法書士に任せてタクシーに乗り込むところから始まります。
人生を振り返り、思い出の地を巡り、美しい景色などもいっぱい出てきます。
お陰で時刻は夕刻。
施設から電話がかかってきます。
「5時までにという事で、お待ちしているのですが・・・」
「あと1時間ほどで着きます」
「それは困ります。お食事は保管時間が決まっておりますので・・・」
そうなんです。
2時間で廃棄しなければいけないと聞いたことが有ります。
それは、透析の方の施設探しをしている時です。
透析から戻ってお食事とした場合、時間が微妙で提供してはいけない可能性が有ると聞いた時に、最長で2時間と聞いたと記憶しています。(施設により異なります)
映画では電話を運転手さんに変わっているので「食事は結構です。済ませて伺います」と。
その他には、「勝手は困ります。集団生活ですので!」などの言葉や、「昼間見た時はいい景色と思ったのに、夜は寂しいね…」とか。
まったく現実味がある(笑)と感心します。
ネタばれになってしまうので、これ以上は・・・( ´∀` )
昭和の時代から現代へと変わりゆく街や時代背景。
施設へ入所を決めながらも立ち止まり、振り返っては前に進む~🚘
見たその時は、想像通りのストーリーとは思いながらもドキドキしたり、涙したりでしたが、後から考察すると意味深い作品でした。
一期一会を大事にしなければと痛感しました。
そして、施設紹介の際もその方の人生やお気持ちに少しでも寄り添えるといいなと改めて思いました💛
あまり若い方向けではありませんが、年齢を重ねた方にはお勧めの映画です。是非!!
85歳の主演、倍賞美津子さんが舞台挨拶で「朝来る時見た富士山は凄いな、日本一だなと思っていたんですが、この映画はそんな富士山を超えるような素晴らしい映画になったと自負しています。」と。
東京、神奈川の地の話でしたが、静岡の富士山が出てきて舞台挨拶まで楽しんできました。
さあ、今日も午後からご家族さんと面談です。
一期一会、御縁を大切に、真剣に御要望はもちろん、お父様の人となりも伺い、よりよい施設のご提案をしたいと思います。
行ってきま~す🚘
※注:文中の写真のお食事は介護付き有料老人ホーム「ラ・ナシカ三保の松原」さんで見学時に頂いた昼食で、作品には関係ございません。