老人ホームでは、入居した後にかかる月額費用以外にも
入居するための費用「入居一時金」がかかるところもあります。
入居一時金は数百万円単位の場合や1000万円以上のところもあるので、
入居する際には非常に注目しておきたい部分だと言えます。
そんな入居一時金を節約する方法はあるのでしょうか?
実は、入居する年齢によって同じ老人ホームでも金額が変わることもあるのです。
今回はそんな入居する時期の年齢と、一時金の変動についてご紹介しましょう。
入居一時金の特徴
まずは入居一時金の特徴について知っておきましょう。
入居一時金は老人ホームを終身利用する場合、その権利を得るために必要な費用となります。
金額は各老人ホームによっても違いがあり、高級老人ホームであれば数千万円以上する場合や、
逆に全く費用が掛からないケースもあります。
ただし入居一時金が掛からない老人ホームのほとんどは、
その分月額費用も高くなってくるので注意が必要です。
入居一時金は老人ホームに入居する際に支払いますが、
入居する際に初期償却され、その後残りの金額が年数に応じて償却されていくというものが一般的です。
万が一償却年数が残っている状態でその老人ホームを退去する形になった場合は、
未償却金が返還されることになります。
入居する時期・年齢によって入居一時金が節約できる?
数百万円以上かかる場合もある入居一時金を少しでも減らしたいと検討している方は、
入居する時期や年齢に着目してみましょう。
例えば75歳で老人ホームに入居した場合と、80歳で老人ホームに入居した場合では
一時金が安くなる可能性が高いです。
こちらも施設ごとによって異なるのですが、多くの施設では5歳刻みで入居一時金が変動していきます。
入居する際の年齢が高ければ高いほど安くなるので、コストをできるだけ節約したい場合は活用してみましょう。
5歳刻みで介護認定調査を実施しよう
5歳刻みで入居一時金が変動するため、そのタイミングで介護認定調査を実施しておくと良いでしょう。
特に健康に問題がない状態でも、75歳以上になると要介護度が進行しやすい状態になってしまいます。
例えば79歳で元気な方でも、80歳を超えると身体的に介護が必要となってしまうこともあるのです。
そのため、できれば5歳刻みのタイミングと一緒に、介護認定調査を受けてみるようにしましょう。
入居一時金は多大なコストが掛かってしまいますが、
入居する年齢や時期によって価格が変動することもあります。
老人ホームによっては変動プランを設けているところもあるので、ぜひチェックしてみてください。