老人ホームへの入居を考える場合、満足度の高い施設選びをしながらスムーズな入居を目指したいものです。
初めての入居を前に、施設の探し方や見極め方、入居までの期間など様々な疑問や不安を抱く人も多いでしょう。
今回は、入居までの手順を確認しながら、老人ホームはどれくらいの期間で入れるかについてご紹介します。
入居までには意外と時間がかかる
入居したい老人ホームに空室があった場合でも、実際の入居までには様々な手続きや準備があり意外と時間がかかるものです。
一般的には、老人ホームの入居までには1ヶ月半~2ヶ月程度はかかり、空室があっても即日入居できるわけではありません。
もちろん事情や状況によっては、3ヶ月以内に受診した健康診断書の提出などの条件を満たせば数日で入居できる老人ホームもあるものの、満足度の高い施設選びにこだわりたい場合は入居までの期間に余裕を持っておくことをおすすめします。
パンフレット請求から見学までの手順
老人ホームの入居にあたっては、本人の健康状態や介護状態などに合った施設選びが必要です。
現在いくつかの介護サービスを受けている場合は、担当のケアマネジャーに相談して施設選びのアドバイスをしてもらいます。
気になる老人ホームを見つけたら、問い合わせをしてパンフレットを取り寄せ、比較検討しながら、見学などの予約をしましょう。
老人ホームの見学では、施設を見るだけではなく料金体系や契約内容などの確認も行うため、1つの施設につき1時間~1時間半程度の時間が必要です。
体験入居で最終判断をする
見学で気に入った老人ホームには体験入居をして、実際の介護を受けて最終判断を行いましょう。
体験入居では、老人ホームでの生活リズムを体験し食事を味わって、施設が自分に合っているかどうかをチェックできます。
体験入居の利用日数は3日~7日程度が一般的で、1泊当たり5,000~10,000円程度の費用が必要です。
体験入居で問題がなければ自宅に戻らずに、そのまま契約して本入居となる人もいます。
申込みから入居までの手順
申込み時には様々な提出書類が必要なため、書類の準備にかかる時間も考えておきましょう。
老人ホーム入居時に必要な書類には、利用申込書や健康診断書、健康保険証・介護保険被保険者証、印鑑、戸籍謄本、保証人・身元引受人の身分証明書類など、通院中の人なら病歴の書類や服薬中の薬に関する書類などがあります。
提出された書類をベースに入居審査が行われ、入居者本人と家族を交えて面談などを行ってから本契約、入居の流れになります。
老人ホームの入居までには、いくつかの手順と段階があります。
パンフレットに即日入居可という表記があっても、実際には提出書類が揃っていることが入居条件というケースも多く見られます。
満足度の高い老人ホーム生活を求める場合には、期間に余裕を持って入居準備を進めましょう。