老人ホームで暮らす場合、これまで住んでいた家や家族と離れて生活することになります。
環境が変わって心細い気持ちや寂しさを抱き、家族に会いたいと思う方も多いですが、老人ホームに入居しても家族に会うことはできるのでしょうか？
今回は、老人ホームに入っても家族と会えるのかご紹介します。

面会者の制限は設けられていない

多くの老人ホームでは面会の機会を設けており、老人ホームに入居していても家族に会うことは可能です。
面会時間内であれば誰でも面会ができるので、家族に会えないと寂しい思いをする心配はありません。
ただ、老人ホームは感染症が流行りやすい場所になり、免疫力の弱い高齢者や子どもなどは頻繁な面会は避けた方が良いでしょう。
風邪を引いている方や体調が優れない方も免疫力が低下しているので、面会に来るのはおすすめしません。
また、面会の際には老人ホームで用意されている消毒液で手指を消毒し、面会から帰宅したら感染症予防として手洗い・うがいを徹底しましょう。

面会の頻度は？

家族が入居者の元へ面会に来る頻度としては、週2～3回面会する方が多い傾向にありますが、中には月に1回程度の方もいます。
面会の頻度は老人ホームによって決められているわけではないため、入居者の体調を見ながら面会すると良いでしょう。
たくさん面会すれば良いというわけではなく、ストレスを感じることなく笑顔で話せるような面会頻度にすることが望ましいです。
また、入居中に体調を崩して調子が悪い時もあるので、老人ホームのスタッフに面会のタイミングを相談してみてください。

面会のルールを覚えよう

近年、セキュリティ対策の重要性が高まっており、家族以外の方が突然訪問するとスムーズに面会できない場合もあります。
老人ホームに何も伝えないで訪問した場合、入居者が体調不良で会えないこともあるでしょう。
あらかじめ面会で訪問することを介護スタッフへ伝えておけば、誰が来たのかすぐに分かるだけでなく面会日時の調整もできます。
また、入居者によっては食事制限をしている場合もあるため、好物を差し入れたい時は持って行きたいものが食べられるかどうかを、スタッフに相談しておくと良いでしょう。

家族が入居者と面会することは可能ですが、免疫力の弱い高齢者や子どもは感染症に注意する必要があり、入居者へストレスを与えないよう面会頻度にも気を付けましょう。
老人ホームそれぞれにある面会のルールを守って、家族団らんの楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？