外国籍を持っている方は日本にも多く住んでいます。
また、現在は海外に住んでいてもいずれは日本で暮らしたいと考える外国籍の方もいるでしょう。
その中には、高齢になった際に老人ホームへの入居を検討している方もいるはずです。
しかし、日本国籍でないことから老人ホームへの入居は難しいのではないかと不安を抱えてはいませんか?
今回は外国籍であっても老人ホームに入居することは可能なのか、この疑問について解説していきます。
外国人でも老人ホームに入居できる?
外国人であっても条件を満たすことで老人ホームに入居することは可能です。
3ヶ月を超えて日本に住む40歳以上の外国人は介護保険の被保険者となるため、日本人と同じように介護保険制度のサービスを受けることが可能となります。
ただし、介護保険料を納める必要があるでしょう。
入居に関する手続きについて
外国籍を持っている方が老人ホームに入居する際、施設によって手続きの仕方に違いあります。
そのため、入居を希望したい旨を伝えて手続きの流れを確認する必要があります。
ただし、自治体によっては入居する際に個別対応を行う場合もあるため、あらかじめ入居を考えている自治体に確認を取っておきましょう。
老人ホームに入居する際の注意点
日本国籍を持っている方と同様に、外国籍を持つ方が老人ホームへ入居する際にもいくつかの注意点があります。
コミュニケーション手段
外国籍を持っている方の中には、日本語を勉強している段階の方もいるでしょう。
老人ホームのスタッフの多くは日本人です。
そのため、スタッフが話している内容が理解できない可能性もあります。
老人ホームのスタッフがコミュニケーションスキルを高めることも重要ですが、入居する側としても対策を考えることが重要です。
近年では外国人のスタッフを採用している老人ホームも増えてきているので、不安があればそういった施設への入居を検討してみましょう。
生活習慣や食生活の違い
長年海外で過ごしていたのであれば、日本に住むことで生活習慣には大きな違いも出てくるでしょう。
最初は慣れない部分もあるかもしれませんが、他の入居者と一緒に生活をしていくことで日本の生活習慣にも徐々に慣れていくでしょう。
中には、個人の意志を尊重して生活を続ける老人ホームもあるので、自分に合った老人ホーム選びが重要となります。
外国籍を持つ方でも日本の老人ホームに入居することは可能です。
しかし、コミュニケーションや生活習慣の違いによって苦労することがあるかもしれません。
無理に合わせることでストレスが溜まり体を壊すことも考えられるので、問題が生じた場合にはスタッフに相談して一緒に対策を考えていくことが大切です。