高齢の家族がそろそろ老人ホームに入居する年齢になってきたとき、あなたはどうしますか?
本人が入居についてどう思っているかということも大切ですが、家族としても老人ホーム入居について考えることは大事なことです。
老人ホームに入居するとどんなメリットがあるのか、ご紹介していきましょう。
24時間体制で見守ってくれる
仮に家族で24時間体制で見守ろうと思うと、どうしても負担が誰かに偏ってしまいがちです。
そして少人数になればなるほど心身が疲弊し、小さな見逃しや妥協、最悪の場合介護疲れで他人に危害を及ぼしてしまうようなこともあります。
一人で24時間誰かを見守り続けるのは無理がありますので、安全面を考えるなら老人ホームに入居を選択するのが良いでしょう。
老人ホームの職員は、高齢者の体のことをよく知っており、夏場の脱水や暖房事故、小さな病気の前兆、何らかの病気などで症状が急変した時もしっかりとした対応をすることができます。
高齢者の専門家である老人ホームの介護職員に見守ってもらうことで、安全に安心して生活を送ることができるのです。
食事やお風呂などの世話をしてもらえる
知識や体力がないと、お風呂場の介護は非常に危険です。
例えばお風呂場は滑りやすく、一定の設備か適切な介護がなければ滑って足を骨折してしまうこともあります。
食事も、高齢者の噛む力、飲みこむ力に合わせた食事でないと喉を詰まらせてしまったり、上手く飲みこめず気管に食べたものが入ってしまったりするのです。
危険が多い介護ですが、どちらも生きていく上で大切なものなので、しないわけにもいきません。
介護職員や老人ホーム側で、そういった対応はしっかりとしてもらえます。
介護の知識や体力に自信がなければ、老人ホームを頼った方が良いかもしれません。
余裕を持った関わりをすることができる
介護疲れを溜めこんでしまうと、大切なはずの家族に対して冷たい態度をとってしまいがちです。
どんな人でも、疲れすぎているといつもの様な対応ができず、イライラしてしまい余計に悪循環へ落ちてしまいます。
今は共働きの家庭も多く、様々な事情でどうしても自宅での介護が難しいという家庭もあるでしょう。
そういった時こそ、老人ホームの出番です。
老人ホームに入居して離れることで、お互いに余裕ができ、その家族のことを大切に思うことができる場合もあります。
お世話を任せて、家族との交流を中心にすることで、心が寄り添うことができるでしょう。
老人ホームへの入居メリットは様々なものがあります。
より現状にあった生き方を選び、大切な家族を守りましょう。