老人ホームへ家族が入居することになった場合、家族としてどれくらいの頻度で面会に行くべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
「何度も面会に行きたいけど、施設側に迷惑をかけてしまうのではないだろうか」、「仕事の都合であまり面会に行けないけど大丈夫だろうか」など、
面会の頻度に関して不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、家族の老人ホームへ面会に行く頻度はどれくらいがいいのか、ご紹介していきます。
老人ホームに面会に行く頻度の平均は?
家族の老人ホームへ面会に行く頻度は人それぞれで異なりますが、面会に行く頻度の平均が調査によって分かっています。
面会に行く頻度の平均の中で、最も多かったのが週1回でした。
週1回、仕事が休みの日に家族と面会して様子を見るという方が多いようです。
次に多かったのが、月1回でした。
週1回は自分達の負担が大きいということで、月1回程度で面会に行っている方もいます。
中には半年に1回、それ以下の頻度で面会に訪れるという方もいるようです。
面会に行く頻度は双方に負担を掛けないことが重要と言えますが、やはり入居されている方も面会がないと寂しく感じてしまうかもしれないので、仕事が忙しくなかなか会いに行けないという時も、電話や手紙などを使ってコミュニケーションを図ってみると良いでしょう。
面会によってもたらされるメリット
難しい場合は仕方ないのですが、実は定期的に面会を行うことによってもたらされるメリットもいくつかあります。
例えば、社会との関わりを持つことができるという点です。
老人ホームに入るとなると、どうしても外出する機会が減ってしまいます。
テレビやラジオ、新聞などもあるため全く社会に触れず生活するということはありませんが、家族の様子を見るのも社会との関わりを持つ一つの方法と言えます。
家族による面会は、老人ホームで出会った仲間と一緒に交流するのとはまた違う社会参加の場になり得るのです。
もう一つ、定期的に老人ホームへ面会していると病状の進行やうつの発症を抑えられるなど、症状の進行を遅らせつつ予防につながるという点です。
必ずそうなるとは限りませんが、家族にしか話せないような不安や不満を溜め込んでしまわないように、定期的に老人ホームへ面会に行くことで発散してもらうことができます。
また、スタッフとは違う目線から体調・気持ちなどを察することができるため、症状の早期発見につながる可能性もあります。
このように、老人ホームへ面会に行くことで、様々なメリットが受けられるのです。
家族の老人ホームへ面会に行く頻度は、人それぞれによっても異なりますが、やはり月1回以上は面会に訪れた方が上記で挙げたメリットも植えられやすくなるでしょう。