自宅での介護が難しくなってきたら、老人ホームへの入居を検討する方も多いはずです。
そして、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどへの入居が決まったら、入居に向けて様々な準備をしなければいけません。今回は、老人ホームへ入居する時に必要な物をご紹介しましょう。
老人ホーム入居時に必ず持参する物
多くの老人ホームでは、入居時に必要な物が決まっています。
まず必要になる物は、健康保険証や介護保険者証、老人保健受給者証です。
その他にも、捺印した施設の利用同意書、銀行などの支店や口座番号が分かる書類、銀行印、記入済みの緊急連絡先票、服薬している薬も入居時に持参する必要があります。
また、それまで他の施設を利用していた場合は、診療情報提供書や看護サマリーも持参するケースがほとんどです。
入居時には様々な手続きが必要になるためこのように多くの書類が必要になりますが、入居時に必要な情報が記載されているので、用意しておきましょう。
忘れがちな物は?
老人ホームでは、歯ブラシや歯磨き粉などを用意していないことがほとんどなので、入居時に自分用を持参しなければいけません。
歯ブラシやヒゲ剃りなど洗面用具は入居が決まった時点で用意しておくと良いでしょう。
もしも、利用する予定の方の自歯や義歯がない場合でも口腔ケアを行うため、スポンジブラシを用意しておくことをおすすめします。
分からない場合は老人ホームのスタッフに確認すれば教えてくれます。
また老人ホームでは、各部屋にティッシュペーパーが置かれていなかったり、居室のトイレにトイレットペーパーが用意されていないケースが多いです。
そのような場合は、入居時に持参しなければいけないので事前に確認しておくと良いでしょう。
あると便利な物は?
老人ホームによっては、リハビリを兼ねて自分で食事をする場合があります。
そのような時に、食器用の滑り止めマットがあると自力摂取しやすくなるため、取り組む場合は用意しておくと良いでしょう。
また、水分を自分で取りやすいようにストロー付きのコップなどを用意する方もいます。
こぼすリスクも大幅に軽減するため、水分摂取に不安がある場合は用意しておくと良いでしょう。
老人ホーム入居時に必要となるものは、施設の形態によっても異なります。
また、同じような形態の老人ホームであっても必要な物は変わってくるため、入居前に何が必要なのかをケアマネジャーなどに確認しておきましょう。