しずなび介護なび井上です。
今日はこういう施設もあるのです・・・の紹介です。
先日介護付きホーム協会主催の「全国介護付きホーム協会研究サミット2019」でグランプリを受賞した施設の話です。
千葉県千葉市にあります介護付き有料老人ホーム「ここち稲毛」という施設です(私も過去3~4回行ってます)。
テーマは「全社で取り組んだ夜間良眠の排泄ケア」
「発想の転換が生み出すご入居者とスタッフの活気」
元々は夜勤での排泄ケアが大変で、おむつ交換の頻度を減らせないかと言うところが原点です。
果たして減らしても尿漏れなど大丈夫なのか?
いろいろ不都合や肌荒れなどのクレームは出ないだろうか?
と試行錯誤だったようです。
そのために個人ごとにに尿の量を計測し、その方にあったパットの種類や当て方、交換頻度等、日々改善努力してきたようです。
その結果、施設内で職員全員一日最大360分の業務時間削減でき、その他の業務の質が改善されたようです。
また事故が減ったり業務過多による退職者も減ったようです。
一方ご入居者様も排泄ケアが減り夜間起こされること無く、良く寝られるようになった効果もあったようです。
その結果、日中の傾眠が減り、アクティビティ参加者が増え、ADL(=Activities of Daily Living 日常生活動作)向上も見られたようです。
やはり、「いつも流れ作業」・「問題意識ももたない」・「介護職員自身が楽をしよう」と、いつまでも進歩無い施設もありますが、こうして常に改善し、入居者様も介護職員も元気になれる施設ってあるのです。
いいですよね。
静岡にもこんな施設がどんどん増えればと思いました。
今度は県内の施設のご紹介します。