居宅のケアマネ様からのお電話でご相談が有りました。
【ご利用者様情報】
- 藤枝市在住・76歳・男性・独居
- 要介護1
- 現在、低カリウム症(栄養不足)にて病院に入院中
【ご要望】
- 次男様のお住いの静岡市希望
- なるべく早く(病院から退院しなければならない)
【ご入居事例】
居宅のケアマネ様から、「地元の施設なら分かるけれど、エリアが違うので、ご利用者様の入れる施設探しのお手伝いをして欲しい」とお電話頂きました。
日時の調整をして頂き、居宅事業所(包括も同一)へ伺いました。
担当者会議の前の時間を頂いたようで、ヘルパーさんを含め、ケアマネさん、息子さんにご様子を伺いました。
奥様が亡くなられた後、何事にも気力をなくし、ヘルパーさんが自宅へ伺うと、何時のものか分からない食べ残しや、飲み物が散乱している。
息子さんが訪れた時は、お酒を飲んで廊下で倒れてた事が何度もあった等、不安がいっぱいでした。
その後、各老人向け施設の説明をさせて頂きました。(この時は非常~~に緊張!!)
選び方ガイドブックをお渡しし、後日施設提案の為の連絡をする事として退席。
日程調整を待っていると、病院のソーシャルワーカーさんからお電話が・・・
「なるべく早く、退院できるように」との意向でしたので、「ご家族様の切迫感の違い」を伝えたところ、「再度声掛けします」と。
再面談当日、当店舗へお越し頂いた際は、受験を控えたお子さんを除くご家族4名様でしたので、お子様2名様は、キッズルームでお待ち頂きました。
お父様の性格や予算に合わせ、なるべく近く、空室が有り、即入居可能な3施設をご紹介。
その中から2施設、サービス付き高齢者住宅と住宅型有料老人ホームを見学することになりました。
初めての施設見学で、奥様と二人で驚かれていました。
お部屋を見て「綺麗だね」「IHが付いている」「このくらいあれば充分だね」
併設のデイサービスやお風呂を見て「へぇ~そうなんだぁ」と感心しながらも、「お洗濯は?」と質問も。
先にお母様を療養型病院で亡くされ、後悔も有っての施設探しでした。
2つの全く違うタイプの施設を見学しながら、「親父の性格に合いそうなのは?」と考えていたようです。
デイサービスの併設されていない住宅型有料老人ホーム「あっとほーむ高松」に申し込みをする事に決めました。
急ぎ入居のお話しを管理者の方にしてありましたので、翌日には病院へ面会に行ってくださり、審査会も直ぐに通して、入居OKが出ました。
ケアマネさんも変更になりますので、ケアマネさんもご紹介させて頂きました。
入居時には、施設の管理者様から「職員にも『宜しくお願いします』とご挨拶をしっかりして頂いて、良い方で良かったです。」とお言葉を頂きました。
住所変更日付の間違いや、負担割合を静岡市が間違えて送ってきたりと色々有りましたが、バタバタとしながらも前に進めて良かったと思います。
たぶん~決め手になったのは、住宅型有料老人ホーム「あっとほーむ高松」の管理者の方と面談中、お酒の話になった時、管理者さんが笑いながら「うちは飲めません!飲ませません!」との言葉と明るさがお気に召したのかも?
「親父はディサービスより、自分で好きなように過ごす方が合ってると思う」とも(笑)
もう栄養失調の心配もなくなりましたので、ゆっくり笑顔で時を過ごして頂けたらと思っています。
しずなび介護なび 中部エリア相談員 米田