老人ホームでは食事や入浴など生活に対する介護サービスを受けることができますが、遊びやアクティビティも充実しています。
施設によって内容は異なりますが遊びやアクティビティは日々の生活に楽しみや潤いを与えることができ、さらに知能維持にも有効な効果があります。
具体的にどんな遊びやアクティビティが行われているのかご紹介します。
遊びやアクティビティは認知機能の維持に有効
認知症は脳の細胞が死んでしまったり脳の働きが悪くなったりすることで、記憶力の低下など生活に支障が出てしまう状態です。
高齢化社会の影響で認知症患者がどんどん増えていくと予想されていますが、老人ホームで行われる遊びやアクティビティには認知機能の低下を遅らせる、維持させる効果があるとされています。
人と交流しながら頭を使って考えるゲームや体を動かすアクティビティに参加することで、脳が活発に動くので脳機能の低下を予防できるのです。
また楽しみがあることで毎日の生活も充実させられるメリットもあります。
老人ホームで行われる遊び
老人ホームでは体や頭を動かすゲームをレクリエーションなどで定期的に行っています。
例えば、段ボールとペットボトルを鬼に見立てて配置しそれを紙のボールを投げて倒し、全ての鬼を早く倒したチームが勝利するゲームがあります。
難しい動作がなく足腰が弱い人も椅子に座って投げることも可能です。
健康な方は立って投げボールを自分で取りにいったり、立ちあがれない人へボールを取ってあげたりなど、助け合いによる交流を構築する場にもなっています。
老人ホームのアクティビティ
老人ホームではレクリエーションでの遊び以外に、アクティブ活動に力を入れている施設も多数あります。
どのようなアクティビティがあるのかご紹介します。
施設内での活動(設備)
主に有料老人ホームとなりますが、施設内に運動ができるホールや健康器具、プール、麻雀、ビリヤード、カラオケなどの設備を設けていることがあります。
自主的に遊びやアクティビティを気軽に楽しむことが可能です。
外出での活動
利用者と一緒に外出する機会もたくさんあります。
近くの公園に行ったり、お店に行ってショッピングを楽しんだりしています。
中には日帰りや宿泊旅行での観光、コンサートや音楽観賞、グルメを楽しむといった外出系の行事を開く老人ホームも多いです。
サークル活動
老人ホームではレクリエーションとは異なり、趣味や嗜好に合ったサークルを立ち上げて活動することもあります。
手芸や囲碁、将棋、ゲートボール、カラオケなど様々な趣味を楽しめます。
このように、老人ホームでは毎日違った遊びやアクティビティが充実しており、利用者は楽しい時間を過ごせます。
施設によって充実度は異なるので、遊びやアクティビティから選びたい方はどんなものがあるのか確認しておきましょう。