老人ホームへ入居するためには様々な手続きが必要となり、申請してから入居までには1ヶ月程度かかると言われています。
しかし現在、高齢化社会が進んでいるため老人ホームの空きが少なく、すぐには入居できないという施設が多くなってきています。
そこで今回は、すぐにでも入居させてあげたいと考えている人のために、老人ホーム入居の予約はどうなっているのかご紹介していきます。
老人ホームの予約はできるのか?
老人ホームでは、その施設の居室が満室になっている場合、待機という形で入居の予約が可能になっています。
待機する期間は施設によって違ってきますが、入居待ちの待機人数が多い施設では入るまでに5年以上かかるとされる場所もあるようです。
特に有料老人ホームに比べて費用が安く人気の高い特別養護老人ホームでは、入居待ちが長い期間になる傾向にあります。
また、特別養護老人ホームでは、申し込み順で入居する順番が決まるのではなく、緊急性が考慮されます。
そのため、早めに予約を行ったからといっても、後から申し込んだ人が先に入居することもしばしばです。
緊急性が上がれば早めに入居することも可能なので、介護度や状況に変化が生じたら早めに施設へ報告しておきましょう。
いつから入居先を選べばいいのか?
入居するのに何年間もかかるのならば早めのうちに入居する場所を決めておきたいと思うことでしょう。
入居する方ご自身が入居先を決めるのであれば、元気があるうちから決めておいた方が良いとされています。
その理由は、老人ホームの見学を行えることにあります。
施設の見学は1ヶ所につき約90分かかると言われていて、1日に複数の施設を見学するのであればある程度の体力が必要です。
ただ見学は、施設内を見て回るだけではなく重要事項の説明を聞くことにも体力を使うことになります。
その中で入居する必要性を判断したり、金銭面の計画も立てなければいけません。
施設選びを慎重に行うのであれば、判断力がある早めのうちに計画しておきましょう。
そして早めの予約を行っておくことで、入居までにかかる時間を短くできるはずです。
老人ホームの中でも特に人気の施設となる特別養護老人ホームは入居を予約している人が多く、入居待ちする期間が長いとされています。
施設選びに後悔しないためには、元気があるうちから施設をよく観察して選んでおきましょう。
早めに行動を起こすことで、入居待ちの期間を短くして入ることができます。
介護度が上がったらその都度連絡を入れることで、入居の緊急性が高まり早めの入居も可能となるので報告していきましょう。