老人ホーム入居を検討し始めた時に、どのような施設を選んだらいいのか悩んでしまう方も多くいます。
終の棲家になる可能性もある老人ホームは、失敗せずに選びたいものです。
そこで今回は、老人ホーム選びで失敗しないためにもしっかりチェックしておきたい入居までの流れなどを説明します。
申し込む前に見学をする
老人ホームには様々な形態があり、それぞれ異なる特色があります。
検討している老人ホームがどのような施設なのかを知るためには、見学がおすすめです。
見学をすることで、スタッフや利用者の様子、食事の内容などリアルな情報を知ることができます。
気になる老人ホームが見つかったら、見学できるかどうかの問い合わせをしましょう。
見学をして気に入った場合は、入居申し込みをします。
しかしすぐに入居ではなく、仮押さえの状態です。
正式に入居するためには、必要な書類を用意したり、入居前の面談などを老人ホーム側と決める、などやらなければいけないことがいくつかあります。
体験入居ができる老人ホームも
正式な入居を決める前に、体験入居の受け入れをしている老人ホームもあります。
体験入居の費用は、1泊5000円~1万円くらいが相場になっていて、利用者にとってもその老人ホームで生活できるかの判断材料になります。
前向きに入居を検討している老人ホームがある場合は、体験入居について問い合わせてみると説明をしてくれるはずです。
見学するだけでは分からない部分も見えてくるため、どのような生活を送ることになるかイメージしやすくなるので、
体験入居は入居を決める大きなポイントになると言えるでしょう。
「重要事項説明書」をしっかり確認する
老人ホームに入居契約をする時に、「重要事項説明書」が渡されるので、きちんと読むことをおすすめします。
特に、入居一時金の初期償却、短期解約特例、事業者からの契約解除、原状回復費用は、後々トラブルに発展しやすい項目なので、どのような決まりになっているか把握しておく必要があるでしょう。
老人ホームに入居することを決めてから、実際に入居するまでには様々な手続きがあります。
見学や体験入居でどのような雰囲気の老人ホームなのかを知り、望んでいる老後生活を送ることができるかなどを見極めるようにしましょう。
また、入居後にトラブルを起こさないためにも、「重要事項説明書」などをしっかりチェックし、気になる部分は入居前に解消することをおすすめします。