しずなび介護なび井上です。
厚労省の社会保障審議会にて、次回の介護保険制度改定に向けての話し合いが継続して行われています。
先日の会議の場では巷で噂になっている要介護1,2の方の地域支援事業への移行、ケアマネジメントの利用者負担等、様々な議論がされております。
財務省の意向や、持続可能な介護保険制度の在り方、経団連や介護福祉士会など有識者交えて次回、次々回の改定の内容が決められていきます。
私がホームヘルパーの資格を取得したのが介護保険制度誕生の翌年2001年でした。
まだケアマネージャーも少なく、ヘルパー講座にはケアマネ資格を取ったものの介護が全く分からないという医師も参加していた時期でした。
それこそ民間の有料老人ホーム等は数えるくらいで、話題としては熱海などにあった温泉付きのお元気な方向け施設で、高額な一時金が返ってこない・・・でしたね。
ただ既にその頃より2025年問題は提言されており、今に至るまでいろいろ修正が加えられてきましたが、いよいよ持って根本的な改革をしないとならない時がきたようです。
一方で現在、民間の介護事業者はいかに介護保険収入で事業を運営していくかに躍起になっています。
そういう事情から施設でも入居予定者の要介護度を注視するところもあり、中には要介護2以上でないと受け付けませんと言う施設も現実に存在します。
また一部住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、ご入居者本人もしくはご家族の意向かかわらず、同系列のデイサービスに通い介護保険利用することが必須になっていたりします。
本来であれば、その方に合った介護保険サービスを必要な分だけ利用すればよいのに、そのような施設ですとほぼ利用可能限度額満額利用したりします・・・
先月には静岡市内で特別養護老人ホームが3か所閉鎖になりました。
私が社会福祉士資格の勉強しているころ、何故介護保険3施設は民間ではなくて行政や社会福祉法人等の経営なのか知りました。
それは宿泊系施設?ではもし倒産などしたら大変なことになるからでした。
それは当然と思いました。
しかし現実はあってはならないことが起きてしまいました。
ただ幸いなことに全員他の施設に移れたようで安堵致しました。
しずなび介護なびは民間の施設をご紹介するのが仕事ですが、実は特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)やケアハウスもご紹介できるところもあります。
本日は介護老人保健施設(老健)からも業務提携のお話がありました。
以前では考えられないことが起きています。
セミナーも定期的に行っています。
昨日は富士市にある富士整形外科病院にて行いましたが、若い看護師、PT、OT、医療技師さんも多く参加されていました。
皆さま興味を持っていただきありがとうござます。
セミナーでは施設の種類なども説明します。
以前は、グループホームは地域密着で要支援2以上の認知症の方、顔なじみの方々と共同生活を送り認知症の進行を遅らせるところ。
状況によってはそこから再度の住み替えも必要ですと話していても問題ありませんでした。
ところが、他市町村の方でもOK、訪看利用で経管栄養の方もOK、将来住替えも必要なくお看取りもします・・・
老健でも、長い人は10年いらっしゃいますとの事。
難しい問題もたくさんありますが、
各施設や介護保険制度のご説明を丁寧に行い、きっちり入居に関するご要望をお伺いし、できるだけそれに即した施設入居のお手伝いをさせていただきます。
今後とも、しずなび介護なびをよろしくお願いします。