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過剰介護を防止し、自立支援する取り組みについて

公開日:

家族を介護していると、「私が全部やらなければならない」という責任感も相まってつい世話をし過ぎてしまうことはありませんか。

しかし、なんでも手伝ってしまうと過剰介護になる恐れがあります。
過剰介護にならないためには、被介護者にとって何が大切かを知ることが必要です。

本記事では、過剰介護の防止や自立支援の取り組みについて解説します。

過剰介護とは

過剰介護とは被介護者の身体的な活動の機会を奪うほど介助してしまうこと

過剰介護とは、身体的な活動の機会を奪うほど、本人ができることまで介助してしまうことを言います。

活動の機会がなくなると、本人ができていたことさえできなくなってしまったり、残存機能の低下による恐れから精神面に悪影響を及ぼしたり、介護者・被介護者にとって望ましい状況にはなりません。

過剰介護を防止するには、被介護者にある程度できることは、本人にやってもらうことが非常に重要です。

過剰介護せず自立支援をする

介護を行う1番の理由は、自立支援のためです。
本人のできる範囲で主体的に取り組める活動や、新しくできるようになった生活動作による行動の広がりを意識して関わりましょう。

楽しみや役割を持って生活動作の機会を増やすことで、自信を持つ機会を増やしていけます。

被介護者の主体性を尊重する

やってあげるのではなく、被介護者が自らやることを介助することが大切です。

一つの動作をいくつかの段階に分け、それぞれできているかを観察することで本人の残存機能を確認できます。
例えば食事動作であれば、以下の段階ごとにできる動作を観察しましょう。

  • 机の前に座る
  • 食べ物を口に運ぶ
  • 噛んで味わう
  • 飲み込む

うまくできていないときは、やってあげる前に一人でもできる方法を一緒に考えていきます。

自分で選択できる環境を作る

1人では難しいと思われる動作にも、ちょっとした工夫を考えて無理なくできる方法を見つけることが大事です。

「声かけ」と「待つこと」を意識し、焦らせず余裕を持たせながら自分自身で選択させて行動してもらいましょう。

生活動作の獲得により一人でできることを増やしていけば、自信を持てるようになり次の行動への活力となります。

楽しみや目標を作りながら、自ら動ける機会を作っていきましょう。

過剰介護の防止対策

過剰介護を防止するためにどうしたら良いのか

自立を促すだけでなく、現状をしっかり把握して、適切な介護を行う環境を整えていくことも大切です。
介護が必要になった時、家族だけで介護を行うのではなく、要介護認定をもらい専門機関に頼ることも考えましょう。

今を知るところから

専門機関に頼む時は、被介護者の今の現状を知ってまとめておくと、話がスムーズに進みます。
それぞれの項目を確認して、被介護者の現状を整理しましょう。

被介護者が今どんな状況で暮らしているか

間取り・階段や家族構成など、どんな住環境で暮らしているかを確認します。
また、家族による介助はどのくらいできているかを把握しましょう。

被介護者本人がどんなことに不便を感じているか

入浴・着替えや食事、買い物など日常生活において、被介護者が難しいと感じているものを書き出してみてください。
介護をしている家族の困りごとも、あらかじめまとめておくことが大事です。

介護者がどんな時にどんな手助けをしているか

被介護者の介助が必要な時に、家族はどんな介助をしているか把握が大事です。
さらに、被介護者の症状を詳しく伝えることで、適切な介護ができていたかを知ることができます。

必要最低限の介護の知識をつける

介護は被介護者と介護者の両者に、身体的だけではなく精神的にも影響があります。
誤った知識のまま介護すると、両者の負担になります。

ベッドの起き上がりやトイレなどの身体的な動作の補助や、被介護者に選択させる自由を奪わないなどの知識を持っておくと軽減できる負担は多いです。

ケアプランを作る

介護を家族だけで行うケースでは、専門的な知識や経験がないと負担は大きくなります。
ケアプランを作成し、訪問サービスなどの居宅サービス・ショートステイなどの介護に関わる施設サービスを受けると良いでしょう。

介護サービスを受ける際に、いつからスタートしていつまでに改善をしていくか目的を明確にし、介護の内容を把握することが重要です。
ケアプランの作成の流れや注意点についてはこちらの記事を参考にしてください。

地域包括支援センターを利用する

いろいろな専門的な知識を持った職員が在籍しているため、被介護者に向けて適切なサービスの紹介や支援を行っています。

無料でスタッフが丁寧に相談に乗ってくれるため、初めて介護に直面した方は問題が発生した場合に利用してみましょう。

老人ホームへの入居を検討

介護度によっては介護者への負担が大きい場合や、適切な対応が求められる場合、介護で付きっきりになる場合があります。
看護師常駐や病院併設などの老人ホームもあり、安心した暮らしを送れるのも老人ホームの特徴です。
被介護者のためにも適切な介護を受けれる老人ホームも検討してみましょう。

まとめ

家族を介護していると責任感からついお世話しすぎてしまうかもしれません。被介護者も申し訳ないや情けないという思いを抱えられることもあります。ご本人とも話し合い、本人の思いも尊重して寄り添うことで適切な対応をすることもできます。その上で介助する度合いをその時々で確認していきましょう。
また、自分一人でやろうとせず、家族の協力であったり、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどを活用して介護者の負担も軽減することで、身体的にも精神的にも楽になることはあります。
心に余裕を作りながら、過剰介護にならない環境を整えていきましょう。

しずなび介護なび 相談員
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