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日本は高齢化社会であり、高齢になり介護が必要になった時に介護施設への入居という手段をとることができます。
しかし、実際利用していない人にとってはどのようなメリットがあるのかわかりにくい部分も多いです。
今回は介護施設に入居するメリットについて紹介します。
入居者のメリット
介護施設に入居すると入居者にはどんなメリットがあるかを見ていきます。
入居者同士のふれあい
介護施設に入居すると、必然的に家族以外の入居者同士で顔を合わせる機会が多くなります。
介護が必要な人は自宅で過ごしていれば家族以外の人とふれあう機会が少ない傾向にあるので、介護施設での入居者同士でのふれあいが良い刺激になるのです。
変化に富んだ生活
介護施設では比較的たくさんのイベントが季節ごとに行われます。
そのため、イベントがあるたびに生活に変化が生まれ、入居者にとっては生活に潤いを与えて良い刺激になるでしょう。
専門家による質の高いサービス
介護施設には介護福祉士などの資格を持った介護の専門家が常駐しています。
家族の介護では限界があったことでも介護施設では正確な知識と技能を有したスタッフが行うため、質の高い介護サービスが受けられます。
特に特別養護老人ホームや介護老人保護施設などの公的な介護施設にはスタッフの設置に基準があるため、より専門的なサービスが受けられるのです。
家族のメリット
介護施設に入居することは、介護を必要とする人の家族にもメリットがあります。
心身の負担が減る
介護施設に入居させるということは金銭的な負担は増えますが、その分心身の負担が減ります。
入居することで介護を一手に引き受けてもらえるので、介護を行う人が高齢の場合は大きなメリットです
24時間対応で安心
介護施設は24時間入居者の対応を行ってくれるので、安心して預けることができます。
深夜の緊急事態などにも専門のスタッフや医師が対応にあたってくれるので、特に介護の必要性が高いとされている認知症の高齢者などの家族には安心できます。
公的施設の場合入居費が抑えられる
公的な介護施設という条件が付いてしまいますが、民間の介護施設に比べて入居費用が安いというメリットがあります。
介護施設によってサービスが違う
「介護施設」と一口に言っても民間が運営しているものや公的な施設、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム
などと形態が様々で、施設によっては痰の吸引などの処置ができないところもあります。
あらかじめ確認しておきましょう。
介護施設のメリットを紹介してきました。
様々な介護施設があり、金額やメリットが違うので入居者の症状や介護の必要度などに合った施設選びが大切です。
自分では判断が難しい場合は、医師やケアマネジャーに相談して施設を選んでください。