施設生活を存分に楽しんでもらうためには、老人ホームの雰囲気が大きく左右してきます。
今回は、老人ホームを選ぶ際に役立てたい、雰囲気の良い老人ホームについてご紹介していきます。
老人ホームはどんな雰囲気なのか?
老人ホームは、行ったことがなければどんな雰囲気なのか分からない人がほとんどでしょう。
現在の老人ホームはどんな施設でも、明るく居心地の良さを追求しています。
これは施設内がホテルのような場所でも、家庭的な場所でもどちらにも必要とされている雰囲気です。
明るい場所でなければどんな人も生きがいを見つけ出すことは難しいですし、スタッフも入居者を支える側として活力が湧かないでしょう。
そのため、施設の運営方針や経営理念に「明るい」をテーマにしている老人ホームが多くなっています。
本当に全ての施設が明るく感じられるのか?
老人ホームの中には施設の劣化を受けて、どことなく雰囲気が暗かったり、沈んだ気持ちになってしまうような施設もあります。
そんな施設では生きる気力が削がれるだけではなく、精神的にも辛くなり健康面にも影響が出ると言われています。
ただ、全ての古い施設が明るくないわけではありません。
老人ホームの雰囲気を作っているのは主に働いているスタッフと、入居者です。
施設に入るとスタッフや入居者は家族のように寄り添って生きていくことになります。
たとえ最新設備が整っているような高級老人ホームでも、スタッフや入居者の関係性によっては暗いと感じる施設もあるのです。
入居前は、パンフレットや利用料金だけを見て施設を選ぶことはおすすめしません。
見学や体験入居を行いパンフレットだけでは確認できない施設の雰囲気を、きちんと見ていきましょう。
見学や体験入居時には施設長と話をしてみるべき
見学や体験入居時には施設の設備やシステム、スタッフや入居者の雰囲気など多くのことも確認していくことになります。
ただ、もう一つ重要な観点があります。
それは、施設長の雰囲気です。
施設長は老人ホーム内の責任者であり、働いているスタッフの上司という立場になります。
そのような人が気持ちの良い対応をしてくれるかによって、今後スタッフの入れ替わりがあっても長年明るい雰囲気を感じられる施設かどうかが大きく左右されることでしょう。
ぜひ、施設長とお話しできる機会を設けてもらいましょう。
そのような機会を数回お願いしてもなかなか作ってくれない施設長は、良い対応やスタッフの教育に携わっていない人だと考えられます。
疑問に感じたら他の施設を検討することも視野に入れましょう。
老人ホームの雰囲気はほとんどが明るくなることをモットーに運営しています。
ただ、実際に入居してみなければ雰囲気は分かりません。
見学や体験入居は必ず行い、入居する人にとって満足いくものにしてあげましょう。