老人ホームに入居する方は身の回りのことを自分でできる方や、介助や介護が必要な方、寝たきり状態に近い方まで、様々な人が入居しています。
この中でも介護度が高いとされる方は、身体に障害がない人に比べて本当に施設生活を充実させることができるのでしょうか?
今回は、介護度が高い方に向けて老人ホーム生活についてご紹介していきます。
介護度が高くても施設生活は満喫できる
自らで好きな場所に移動できないような介護度をお持ちの方でも、老人ホームに入居することで自宅以上に豊かな生活は送れるとされています。
老人ホームは身体状態に合わせて適切な介護を行っていきます。
そのため、車椅子を利用したり簡易ベットを活用することで誰でもお楽しみイベントとなるレクリエーションや趣味活動に参加することができます。
また、身体に麻痺がある方でもスタッフの介助を手厚くして、複数人でサポートすることも行っています。
さらには、買い物代行を行っている施設もあるので、欲しいものがある時は気軽に代行を頼むことも可能です。
これらのサービスを行っている老人ホームは多く、要介護度の条件に合えば満足できる生活が送れるでしょう。
介護度が高い方には老人ホームという刺激が重要になってくる
老人ホームでは他の入居者やスタッフとの交流や、外に出て環境変化を感じたりと、自宅にいた時よりも刺激を感じられる場所になっています。
特に介護度が高い方は刺激を受ける量が少ない傾向にあります。
自ら身体を動かせない方は、自宅介護ではベットや椅子の上にいることが多く、自分から何か行動を起こすという意欲も少なくなってしまいます。
そのため認知症を予防するためや生きがいを与えるために、他の人からの声かけや働きかけることが大切です。
しかし、老人ホームは自宅と違い様々な人を目にすることで、刺激を与えて行動意欲を掻き立てることが可能です。
新聞を読んでいる人がいれば新聞の内容に興味を持つことでしょう。
また、歌が流れればいつのまにか自然に口ずさんでいる入居者は多くいます。
このように、老人ホームは自然と五感をくすぐられる場になっており、たとえ介護度が高い方でも生きがいを見出せるでしょう。
老人ホームの暮らしで生活が一変したという方は多くいます。
自宅とは異なる環境なので当然ですが、介護度が高い方でも充実した生活は送れるのです。
介護度が高くても満足に感じてもらえるよう、老人ホーム側はたくさんのイベントを取り入れたり、食事や運動、リハビリなどから楽しさを伝えられるように努めています。
もしそれでも不安に感じている方は、老人ホームが実施している体験入居を行ってみましょう。