老人ホームに入居となると、入居者の楽しみの一つとして食事サービスが挙げられます。
食事のサービスは施設によって違いがありますが、入居を検討している人であればどのような食事がどのような方法で提供されるのか気になることでしょう。
今回は、老人ホームの食事サービスについてご紹介していきます。
老人ホームの食事は非常に大切
身体的に衰えを感じてしまう高齢者は自分自身でできることが限られてくるため、生活の中の一番の楽しみが食事になる方は多くいます。
高齢者の介護を主にしている老人ホームでは、味覚が衰えて塩分や糖分が高めのものを好む高齢者向けに、低糖質・低塩分かつ栄養バランスを考えて作られた食事が提供されます。
糖質や塩分が控えめの食事になることで、糖尿病患者に見られるアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の発症率低下を目指しているのです。
また、高塩分な食事によって引き起こされる高血圧や、高血圧による動脈硬化などのリスクも抑えることができます。
老人ホームの食事メニュー
老人ホームの食事メニューは年々どの施設も力を入れていて、多くの入居者が豪華に感じられるものになってきています。
メニューのバリエーションは豊富で、飽きさせることなく食事を楽しめます。
季節の旬のものを使用したり、イベントに応じて特別な食事になったり、その日の気分にメニューを選択できるセレクト食を設けている施設もあったりします。
また、食事は高齢者が食べやすいように工夫されています。
ミキサー食やきざみ食、とろみ食、ソフト食などといった介護食も提供できるようになっており、入居者一人ひとりに合った食事で満足できるでしょう。
食事の介助サポートはしてくれるのか?
食事を食べる際にも介助が必要だと感じている方は、食事介助サービスを行っている老人ホームを探しましょう。
施設によって介助までのサービスを行っていない場所もあるので、事前に確認し入居者が満足に食事できないということになるのは避けましょう。
ただ、老人ホームで提供される食事の多くは食器や箸などが持ちやすく工夫されています。
人によっては入居後に自分だけで食事を行うと、チャレンジをしてみる人もいるので自立を促す効果もあると言えるでしょう。
老人ホームの食事は介助サービスやメニューなど施設によって違いがあります。
どの施設でも食事を楽しめる工夫を行っているところは多いですが、食事の充実具合は体験入居や試食会で事前に確認しておくと良いでしょう。