施設入居を拒否する方の入居事例

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【ご相談者】

  • 対象者:84歳男性/要介護1
  • 相談者:長男/長女
  • 相談内容:父と同居していたが、アルコール依存症と認知症により暴言が多くなり入院、自宅に戻さず退院日までに施設へ入居させたい
  • ご要望:月額17万以下、外出制限のある施設
  • 提案施設:住宅型有料老人ホーム/サービス付き高齢者向け住宅

~相談内容~

病院の相談員からご連絡をいただき、長男様へ連絡のうえご自宅で面談をしました。

長男及び、ご同席の長女から詳細のお話を伺うと「現在入院中の父親がアルコール依存症と認知症により暴言が酷くなってきた」「自宅にいる時も介護サービスを全て拒否するので喧嘩が絶えない」とのことで、退院期間中に施設を探したいとのご希望でした。

ご家族の手配で本人同席の面談をしましたが、身体的自立度が高いこともあって父親はご家族の希望とは真逆の主張を訴えます。

禁酒の約束も反故にした経緯があるので父親の主張には長男が到底納得しません。

体験入居から提案しても拒否するので、ケアマネから在宅でデイサービス利用の提案をしますが応じません。

どうやら本人は完全に自由行動できる時間・環境を求めている様です。

結局、相談員・ケアマネ・ご家族と話し合った結果、「父親は依存症が抜けていない」と判断され、仕方なく施設入居の話はご家族様だけで進めていくことになりました。

サービス付き高齢者向け住宅は、一般的には賃貸アパートの様に出入りが制限されていない施設が多いのですが、最初に紹介したサービス付き高齢者向け住宅は出入りの管理、施設内のアルコール摂取や居室内での飲食(差入れ)管理、さらにご家族様が直接居室で面会させない様な細やかなリスク管理を実施しています。

もし居室面会を行うと、ご家族様の差入れ後に利用者間で物のやりとりをして重大事故を起こす恐れがあるので、必ず面談室で面会を完結してもらい、余った差入れは施設側で管理保管する様にしています。

月額料金が抑えられながら、細かい部分に配慮できるサービスが気に入られましたが、当該施設は見学時に満床となってしまったので、良いタイミングで空き予定が出た隣の市の同一企業の住宅型有料老人ホームを見学することになりました。

この住宅型有料老人ホームは木材を多く使用した木の香り漂うお洒落な雰囲気で、観葉植物などが多く設置され安心感があります。

若い職員が多いのですが、一人一人に対する接し方が非常に親切(私も見学して好感が持てました)で、任せても安心ということで入居を決断することになりました。。

施設入居を拒否する方は多いですが、体験入居やデイサービス等を通じて考え方の変わる場合もありますので、そういう方には是非、ハードルを下げて検討される事をお勧めします。

 

しずなび介護なびは見学同行を基本としており、その部分からも皆様に大変好評を得ております。

些細な事でも気になりましたら、お気軽にご相談ください。

しずなび介護なび 静岡稲川店 山本

しずなび介護なび 相談員

中部エリア 山本 健介

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