【ご入居様情報】
・静岡市にお住いのM様(イニシャル)
・60代前半・女性
・要介護1
・現在の状況:認知症のお母様と同居生活中
・持病:大病無し。若年性認知症
・ご提案施設の種類:グループホーム
【ご入居事例】
担当のケアマネジャー様より「担当しているご利用者様で施設を探している方がいる。認知症のお母様と、若年性認知症のご長女様が同居しているのですが、最近ご長女様のお母様へのあたりも強くなってきてしまったことなどが施設検討のきっかけで、二人が同時期に入居できるような施設を探したいとご家族様がご希望です。中野さんにお手伝いお願いしたいです。」とご相談いただきました。
そのままケアマネジャー様に詳しいADLを確認。若年性の認知症は普通の認知症と症状の出方や進行の速さが違うので現在の状態を細かくヒアリング。同時に、お身体の状況やご性格なども細かくお伺いさせていただきました。
若くお身体がお元気で、進行のしかたや症状のでかたが予測しずらい若年性認知症ではありますので、実際お部屋に空きがあっても相談に乗ってくださる施設は非常に少なかったのですが、あくまで本人確認ののちの入居判定ですが、入居相談に乗ってくださる施設が何個かはありました。そこでパンフレットを準備し、ケアマネさんがKP(キーパーソン)の次女様にお会いする際に同席させていただきました。
実施にご本人にお会いしお話させていただくと、お母様には確かに言葉遣いなどが強く出てしまうこともありましたが、基本的には社交的で、楽しくお話させていただくことができました。
今通っているデイサービスが非常にお気に入りのようで、いろいろなものを作ったり、いろんな活動をしているところで、仕事をしているような感覚で毎日楽しく行っているようでした。施設も過ごすだけでなく、植物を育てたり、チリ紙アートなどの制作レクがあったり、日課の散歩に行けるようなところがよさそうだということで、そういった取り組みが出来そうな施設を選ばせていただきました。
今回の施設探しのポイント
・入居のタイミング
・ご家族様が行きやすい立地
・金額
・若年性認知症の入居相談に乗ってくださる施設
・レクリエーション等で頻繁に制作があったり散歩に行けたりするところ。
ご家族様にもご本人様にも施設をご確認いただいたところ、今のデイ以外行きたくないとご本人の拒否が強く出たこともありましたが、いろいろなことが重なってしまい、施設にはいらざるを得ない状況となってしまいました。主治医の協力もあり、何とか説得しご入居頂きましたが、ご入居後1週間ほどで施設になれたということで、実際にお伺いさせていただいたところ、入居者様の輪の中で、七夕飾りを上手に作っておられました。
このままのんびりと、ご自身の好きな趣味などを継続しながら過ごしていただければと思います。