介護施設って亡くなるまで面倒を見てくれるの?

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自身の介護が必要になったり、家族に介護が必要になったりした時に考えるのが介護施設への入居です。
しかし、介護施設の中には退去しなければならないものもあり、亡くなるまでいられるものとそうでないものを見分けることは難しいです。
今回は亡くなるまで入居できる介護施設について解説します。

介護施設の入居には種類がある

入居できる介護施設の中には入居し続けることに条件が必要なものや、前もって入居期間が決まっているもの、生涯住むことができるものなどがあります。
生涯住み続けられるものでも、条件によっては退去しなければならないので、その見極めは素人では難しいものでしょう。

生涯住み続けられる介護施設

介護施設の中には入居期間が原則として亡くなるまでとなっている種類のものがあります。
しかし、条件によっては退去しなければならないものもありますので、介護施設ごとに条件を確認していきましょう。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームは常に介護が必要で特に障害が重い人が入居する施設です。
入居費用がかからず、公的施設なので月額の費用が比較的安めです。
入居できる期間は原則的に亡くなるまでなので、生涯住み続けることが可能です。
しかし、入居中に入院などで長期間施設を離れた場合には退去しなければなりません。

介護付き有料老人ホームの入居条件

自立している人から、重い障害の人まで住み続けることができるのが介護付き有料老人ホームです。
特別養護老人ホームとは違い、入居費用がかかる場合があり、月額の費用も高めです。
入居できる期間は原則的に亡くなるまでなので、生涯住み続けることができます。
しかし、特別養護老人ホームと同じく長期の入院などで施設を離れる場合には退去しなければなりません。

グループホーム

認知症の人を対象とした小規模な施設で、共同生活を送ってもらうような介護施設です。
認知症でも家事などができる人が住むことを前提としており、入居時費用がかかり月額の費用も介護付き有料老人ホーム同様に高いです。
原則として入居できる期間は亡くなるまでなので生涯住み続けられます。
入院などで長期間施設を離れる場合の他に、認知症の進行などで共同生活が送れないと判断された場合は退去しなければなりません。

原則として亡くなるまで住み続けられる介護施設は上記の3つのみで、ケアハウスや高齢者専用賃貸住宅のように期間が決まっていない介護施設もありますが、決まっていないというだけなので、亡くなるまでいられるという保証はありません。

亡くなるまでいられる介護施設の条件まとめ

特別養護老人ホーム 入居条件:常に介護が必要で特に障害が重い人
費用感:月額の費用が比較的安め
退去:長期入院などで施設を離れた場合には退去
介護付き有料老人ホーム 入居条件:自立している人から、重い障害の人まで
費用感:月額の費用は高め
退去:長期入院などで施設を離れた場合には退去
グループホーム 入居条件:認知症の人が対象
費用:入居時費用がかかり月額の費用も高い
退去:長期入院などで施設を離れた場合や、認知症の進行などで共同生活が送れないと判断された場合

亡くなるまでいられる介護施設について解説してきました。
原則終身の施設も特定の条件によっては退去させられてしまいます。
入居時の金額や月額の費用も変わるので、施設を選ぶ際にはよく情報を集めてから選択しましょう。

しずなび介護なび 相談員

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