老人ホームの施設内には高齢者に多く見られる身体機能の衰えを抑制、維持するためにリハビリ施設を有しているところがあります。
近年ではあらゆる開発が行われ、利用価値の高いリハビリ機器が誕生しており老人ホームにも導入されてきました。
今回は、最新のリハビリ機器と使用方法についてご紹介していきましょう。
高齢者になると脳からの信号がうまく全身に届かないため、身体に不自由さを感じてしまいます。
リハビリの中の運動療法では、起立・歩行練習を行い歩くことすら困難な方でも利用できる最新のリハビリ機器があります。
オージー技研株式会社から出ている「タッチフィットデュオ」では、レッグプレスとローイングにより、日常生活に必要とされる筋肉を強化していける機器です。
立てない方でも足を伸ばしたり引いたり、そして正しい姿勢になるように機械が導くので、負荷をかけることなく自然にリハビリができます。
また、株式会社フジモリから出ている「eウォーク」では、グループで歩行訓練ができるマシンです。
細長いトランポリンの上を歩いて行く機器になっていて、手すりに掴まり楽しみながらしっかりと筋肉にちょうど良い負荷を与え鍛えられます。
マシンとなると1人だけしか利用できないことがほとんどでしたが、eウォークなら多人数一緒にリハビリできるので老人ホームにとっても非常に便利なリハビリ機器と言えるでしょう。
最新のリハビリ機器には、老人ホームに入居している多くの人が使っている車いす自体がリハビリ機器になっているものもあります。
ペダル付きの車いすとなる株式会社TESSから出ている「コギー」では、片足しか動かない方でも身体の反射的な指令を利用し、ペダルを自由に漕げることを実現しています。
通常手を使って進む車いすとは違い、足のリハビリを行いながら移動できる画期的なアイテムです。
小回りが利き、安全かつスムーズに移動できるコギーは、多くの老人ホームからも注目を集めています。
老人ホームの中には、最新のリハビリ機器としてパチンコの導入も図られています。
遊戯のシステムに運動機能を付け加えて、遊びを満喫しながらリハビリが行える環境も老人ホームでは整ってきました。
また、近年ではVRを活かしたリハビリ機器の研究も行われていて、老人ホームの入居が楽しみながら行えるリハビリの導入が図られるようになってきています。
このように、様々なリハビリ機器や方法に取り組んでいる老人ホームにも注目してみてはいかがでしょうか?
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