独居の不安から認知症の症状に困っていました!
【ご入居様情報】
●独居・92才・男性
●要介護2・認知症少し
●子供たちは関東在住
●訪問介護⇒毎日2日
●ディサービス⇒週1回
【ご入居事例】
リモートワークが可能なKP様がご実家でお一人暮らしの父の元とご自宅を1~2週間交代で行ったり来たりして、様子を見ながら生活をしていました。
KP様がご自宅に戻ると「○○が無い」「盗まれた」「持っていただろう」と電話攻撃。
警察にお電話してしまったり、ゴミ捨て場で倒れていたりとご近所さんにもご迷惑を掛けている様子。
そんなこともあり、ケアマネさんに紹介されたとお電話後、来店頂きました。
月額の費用も検討もつかない、施設の種類もなにも分からないけれど、このままでは周りの方に迷惑が・・・どうすれば???
取り合えず、精神科に相談に行って頂くこともご提案。(お薬で調整できる可能性があるので)
最初は同じ市内のサ高住3施設程見学に行きました。
ケアマネさんが変わらなくて済み、空きがあったのですが、ご兄弟から「もっと安い所!」と言われたとの事でした。
精神科病院にも相談に行って頂きましたが、満床で無理と言われたとの事でした。
そこでお住いの市では無いのですが、KP様達は車移動が可能なため、道路アクセスが良い3施設(静岡市)でした。
お父様の性格に合いそうな所ということで、グループホームは優先順位が低く、直ぐに入れる見込みのある所を優先。
イメージ的にはほぼ固まり、弟の嫁様も再見学に同行する事となりました。
そうこうしているうちに警察への連日のお電話も原因で、急遽精神科で入院させて頂くことになったとの事。
KP様は兄弟で不足分を負担するつもりでしたが、弟様の同意が得られないことに~
負担が倍では無理と振り出しになってしまいました。
PCR検査を受けては、施設見学をして頂いていたのに残念です。
そこで、同じ市内のグループホームと小規模多機能型ホームの併設している施設と隣の市の特別養護老人ホームへ見学に行きました。
特養の見学ではその場でお申込みとなりました。
ただ、退院期日も分からず難しい状況です。
入院して直ぐに区分変更申請も進み、要介護5の認定が出ました。
これで特養への入居条件を満たすことが出来ました。
しかし、施設入居には面談や審査会を経て初めて入居が出来るようになりますので、一旦小規模多機能型ホーム「五十海の舎」へお願いしてショートのロング利用をお願いしました。
入院中の病院も近い事も有り、退院時には関東のKP様達が移動される方がリスク(コロナ感染)が高いと、病院へのお迎えも行って頂けました。
小規模多機能型ホーム「五十海の舎」では、とても落ち着いておられ、介護拒否があった頑固な感じはせず、スタッフさんからも好評で、私もお見かけした時はビックリするほど普通でした。
ただ、料金的に長くは厳しいとの事で特養に面談等のお願いをしました。
ところが面談に行った特養の方に「ここがいい!!いかないよ!」と・・・
一旦、条件付きで入居受け入れをして頂けることになったのですが、その条件を満たすことが出来ず、一旦白紙に~
その後、他の方の同行見学時に空き予定があると教えて頂き、KP様にすぐ連絡、再申込して頂きました。
特養の方が再面談に行って頂いた時には、寒くなって来た事も有りお風呂の愚痴を言っていたそうです。(笑)
すかさず「足湯もありますよ!」と言ってくれたそうで、「行くよ!そっちの施設」と。
やっと入居出来ました、島田市に有る「特別養護老人ホームほたるの丘」へ!!
藤枝市の小規模多機能型ホーム「五十海の舎」の方は寂しいといっておりました。
随分馴染んでいたようです。
ただ予算的な事はご理解いただいていたので、「仕方ないね」と送り出して頂きました。
【相談員から】
ご相談から半年、KP様と奥様、本当にご苦労様でした。
本当によく、内容をご理解いただき、不安ながらもご提案を素直に聞いて頂きました。
私としても色々考え考え、良い経験をさせて頂きました。
足湯につかり、ほっこりしたお父様に会えるといいなと思っています。
ご相談頂きありがとうございました。
ご縁を頂き、感謝しています。