【ご入居様情報】
・静岡市にお住いのO様(イニシャル)
・94歳・(男性)
・要介護1
・現在の状況:病院に入院中
・持病:認知症等
・ご提案施設の種類:介護付き有料老人ホーム
【ご入居事例】
担当のケアマネージャー様より、「1週間前に緊急入院になった方で、2週間以内で退院といわれてしまった方がいて、ご家族様がお悩みですので、ご相談に乗ってください」とご連絡をいただきました。
かなりお急ぎのご様子でしたので、簡単な病院でのご様子をお伺いした後、すぐにご家族様と直接お話をさせていただきました。
1週間前に家で動けなくなり、その様子に違和感を感じたため市立病院に受診。誤嚥性肺炎だと判明し、そのまま入院になったそうです。
入院後、主治医や専門医の見立てで、食欲と嚥下能力(飲み込みの力)の著しい低下があり、食事の経口摂取は難しいと判断。経管栄養か、絶食による自然なお看取りのどちらかになるとご家族様は説明を受けたようです。また、病院では認知症のお父様の安全確保のため、ミトン・体幹拘束ベルトを付けてお過ごしをされているようでした。
ご家族様にお話をお伺いさせていただいたところ、入院中の病院からは、お看取り専門の療養型の病院をご提案されていたようでしたが、縛られてしまっている状況が可哀そうだと、入院は後ろ向きのご様子。また、経管栄養のような延命に近い医療行為はせず、自然な形でのお看取りをご希望でした。
施設に求める条件としては、
・退院期日までにご入居ができるところ
・自宅の近くで奥様が頻回に面会ができ、県外のご次男様も面会ができる施設
・お看取りまでしっかりサポートしてくださる施設
とご希望を頂きました。
体幹拘束をされている方のご入居の相談に乗っていただける施設は、正直かなり少ないです。また、この方のご相談の場合、退院の期日もありますので、施設探しはかなり難しい状況でした。そんな中、ご自宅近くの施設で空きがあり、ご入居のご相談に乗っていただける施設がありましたのでご紹介。面会の状況などもご希望にぴったりでした。医療行為もなく自由にお過ごしができるのですごくお気に入り頂きました。
ご予算オーバーでしたが、ご状況も含めとりあえず半年を目安に検討を頂き、拘束がなくなるとお元気になる方もいるという入居事例や、その他ご希望条件等に合致している施設だということから、そのままお申し込みとなりました。
ご入居当日、入院中の情報とは全く異なり、食事もしっかりすべてお召し上がりになり、食後のコーヒーなんかも楽しまれているご様子。今は歩行のリハビリにまで励まれているようです。
拘束されている方のご相談先は非常に少ないという現状ですが、退院後、拘束を外してみるとすぐにお元気になったり、認知症の状況が落ち着くという方もおります。
ここまで回復される方は稀ですが、こういった事もございます。
【ご紹介先施設】
葵区の介護付き有料老人ホーム。
介護専門の企業が運営している施設で、介護体制・看護体制の整っている施設です。
非常に接客の質が高く、お一人お一人に合わせた介護をご提供いただけます。