みなさんこんにちは!
しずなび介護なび相談員の中野です。
私は、東部エリアから静岡エリアでの転勤もあり、引っ越しやら何やらで忙しく過ごしておりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか??
一日の新規感染者数が1000人を超える日が確認され、ついには静岡県でもクラスター発生が確認されました。静岡県だけでなく、日本全土で新型コロナウイルスの二次流行が広がっており、感染予防に気が抜けない日々が続いております。
「都内の特別養護老人ホームでもクラスター発生か?」ということがニュースでも取り上げられておりましたが、新型コロナウイルスにより亡くなった方の平均年齢が79.3歳であるとのメディア発表もあり、私も介護に関わる立場として、感染リスクをできるだけ減らすよう、飲食店・商業施設・レジャー施設への訪問はできるだけ控えて生活しております。
窮屈と感じることも多いとは思いますが、皆様も、引き続き、「かからない、うつらない、うつさない」をスローガンに、感染対策に気を配りながらご生活頂ければと思います。
高齢者の熱中症の注意喚起
ここまでは新型コロナウイルスに関することを書かせていただきましたが、今回の記事は「熱中症」の注意喚起をさせて頂きたいと思います。
世界的に問題となっている感染症のニュースに隠れてしまっていることもあり、例年ほど大きく注意喚起がされていない「熱中症」ですが、「東京消防庁によると、東京都内では、今月1日から3日午後3時までに、1歳から98歳までの男女合わせて91人が熱中症の疑いで病院に搬送された」とのニュース記事がございました(2020年8月3日 17時33分 現在)。
長くジメっとした梅雨が明けたとたんに、30℃~35℃を超える日々が続いておりますし、また、上記の記事にもあります、新型コロナウイルスの感染対策としてのマスク着用による、熱中症リスクも高まっているようです。
この記事を書かせていただいたのは理由があります。
先日お伺いしたお客様が、もうすでに30℃近い気温であったにもかかわらず、エアコンもつけず、羽毛の布団をかけてお休みになっていたからです。
すぐに、関係の皆様にご連絡をし、布団の模様替えなどを行っていただいたのですが、一歩間違えば入院となってしまっていたかもというような状態であったようです。
ご高齢の方は、気温変化などに鈍感になってしまうことも多く、熱中症のリスクは非常に高いです。毎年、これからの時期は、熱中症からのご相談が非常に多い印象です。
ましてや、今年は感染症の事もあり、ご高齢の方々もマスクを着用している方も多く、さらに外出を控え自宅でエアコンを付けずに過ごしている方も多くなっており、熱中症のリスクは例年より高くなっているようです。
都内ではコロナ禍による高齢者の孤独死の増加等も問題となってきているようです。これがご家族の身に起こらぬように気を付けましょう。
例年とは違い、お盆の帰省もしづらいという状況の中ではございますが、御家族間での状況確認など、連絡をされる際に、熱中症の対策確認もしていただければと思います。
熱中症からの脱水や、意識を失って転倒し骨折などから長期入院となり、ご状態が悪化してしまったというご相談は今までにも多く寄せられております。
お読みいただいている皆様も、そのご家族様も、新型コロナウイルスだけでなく、“熱中症”にも十分に注意をし、室温等の調整・換気・水分補給などにお気を付け下さい。