しずなび介護なび井上です。
介護人材の不足が言われ久しく、介護施設に入居検討されているお客様をご紹介させていただいた時にも
「介護スタッフ」もお願いします・・・と相談されることも多いです。
特別養護老人ホームでも部屋やベッドが空いているのに、介護職員不足でユニット単位で空きがあるところもあります。
厚労省ではここ5年間で不足する介護スタッフ20万人のうち、6万人を外国人労働者に依存していく予定です。
技能実習生の話題は国会でも話題になっていましたが、いよいよ現実の問題となってきて静岡県でも今年から受け入れが始まります。
全国でも様々なところで受け入れ団体を作り、今はその準備に忙しいようです。
また県内の施設運営会社では海外に日本語学校を作り、そこから受け入れ態勢を整えているところもあります。
日本語検定N4が最低レベルですが、高齢者とのコミュニケーションが必要な業種なので、入国後の日本語習得も介護技術取得以外の大きなポイントとなりそうですね。
静岡県勢は首都圏の施設と比較して給与競争では負けてしまうようですが、いきなり大都会は危険というイメージなのか、中途半端な田舎の静岡は人気があるようです。
静岡市を例にとると知っているところだけでも、今年ミャンマーから2名、ベトナムから2名以上、フィリピンからも2名受け入れ予定です。
最近はベトナムもGDPが上がり人件費も高騰しているようで、今後はカンボジア、ミャンマー、モンゴル等からの実習生が増える予想です。因みに看護師などもヨーロッパからアジアにニーズがあるようで、雇用単価は今の日本の看護師と変わらないです。
昨今年金絡みの報道も多いですが、超高齢社会の方がよほど深刻な問題と思います。
介護業界においても前述の外国人労働者、AI、ICT等の活用、埋もれている介護人材の発掘など近々の問題と思います。