穏やかに新年は迎えられましたか?
本年はいのしし年。火山帯の上に国土がある日本は、昔から大きな地震にたびたび見舞われてきましたが、なぜか亥年に地震が多いと言われています。既に熊本で地震が・・・大きな被害が出ず良かったですね。
今回は、認知症の周辺状況とは( ^ω^)・・・
認知症とは
認知症とは、自然な加齢現象としての物忘れとは違い、脳や身体の疾患が原因で記憶・判断力が極端に低下して、普通の社会生活が送れなくなった状態をいいます。
認知症の中には、
「アルツハイマー型認知症」→(脳の神経細胞が変性したり消失したりすることにより脳が委縮して起こる)
「脳血管性認知症」→(脳梗塞などの脳血管の障害が原因で起こる)
「レビー小体型認知症」→(脳の特定の神経細胞の中に特異な変化(レビー小体)が現れることが原因で起こる⇒幻視や妄想が強く現れるのが特徴)
があり3大認知症と呼ばれています。
認知症は早期発見が重要
認知症の症状は、脳の器質的な障害によって引き起こさる「中核症状」と、それに伴って出現する「周辺症状」に分けられます。
記憶力障害、見当識障害、判断力の低下などの中核症状は必ず見られるものです。
せん妄、幻覚、妄想、徘徊、暴力、不穏行為、過食、拒食、異食、不潔行為、睡眠障害、抑うつ症状などが周辺症状で、現れ方や程度に個人差があります。
とくにこの「周辺症状」が、本人だけでなく介護をする人にとっても大きな負担ですね。
【早期発見のポイント】
- ・慣れているところなのに、道に迷った
- ・以前よりだらしなくなった。身だしなみを気にしなくなった。
- ・置き忘れや、しまい忘れが目立つ
- ・簡単な計算をよく間違える
- ・ものの名前が出てこない
- ・水道の蛇口やガス栓の閉め忘れがたびたびある
- ・同じことを何度も聞いたり言ったりするようになった
- ・以前よりひどく疑い深くなった
- ・ささいなことですぐ怒る
- ・時間や日付が不確か
- ・日課をやめた
- ・薬の管理ができなくなった(薬が沢山余っている)
- ・テレビドラマの内容が理解できなくなった(TVを見なくなった)
如何でしたか?早めに気づくといいですね!
認知症と漢方
周辺症状の改善には漢方薬での改善も報告されているようですよ。
抑肝散(ヨクカンサン)は、イライラ、興奮、睡眠障害などの改善に・・・
釣藤散(チョウトウサン)、抑肝散化陳皮半夏(ヨクサンカチンピハンゲ)、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などの漢方薬も病状にあわせて使われ、抗精神病薬と併用される場合もあるそうです。
なんだか舌を嚙みそうな、すぐには覚えらえない名前ですね。
漢方薬ということは、むか~しから有るイメージですね。
御利用に関しては、お医者様や薬剤師さんにご相談してくださいね。
間違っても素人療法はダメです!(笑)
最後までお読み頂きありがとうございました。
ご希望にあった施設を紹介できるよう、今年も頑張りますv・・ v
宜しくお願い致します。
中部エリア相談員 米田