目次
こんにちは!
しずなび介護なび深澤です。
暑い日が続きますね。
西日本では、西日本豪雨で広範囲に被害が及んでいますね。
今回の災害につきまして、心よりお見舞い申し上げます。
皆様の一日も早いご再建をお祈りし致します。
体内の水分の役割
暑い日が連日続いてますね。
皆さんは水分を取っていますか?
水分と塩分からなる体液が不足した状態のことを脱水症状といいます。
体内の水分は小児では体の約70%、成人では約60%、高齢者では約50%を占めています。
体内の水分の役割は
①酸素と栄養素を体内に運搬する
②尿や汗として老廃物を体外に排出する
③発汗により体温を調節する
というとても重要な役割を担っています。
脱水症を疑うサイン
毎日どれくらいの水を飲んでいますか?
脱水症を疑うサインには、
①急激な体重減少
②体温上昇
③中枢神経の異常
④消化機能の異常
⑤神経・筋機能の異常
などあります。
水分だけでなく塩分も一緒に取らないと自発的脱水になります!!
真水やお茶だけでなく、イオン飲料と言われるアクエリアスやポカリスエット、OS-1など
カリウムやナトリウムなどの電解質が入っている飲み物を飲まないと体内の水分が薄まってしまうんです。
汗などで塩と水分が出て行っているのに、真水やお茶だけでは補いきれません。
しっかり塩分も一緒に取るようにしましょう。
「自分は大丈夫」が命取り
また高齢者は体温調節機能が低下し、暑さ寒さに対して皮膚感覚が鈍くなっており
汗を掻きにくく、暑くても皮膚の血流量が増えにくくなります。
逆に寒くなっても皮膚の血流量があまり減らないため、体内の熱を逃がしてしまい体を冷やしやすくなります。
クーラーを使わない高齢者の方が多く、「自分は大丈夫」「自分のことは自分が1番わかっている」と
根拠のない自信をもっている高齢者は少なくありません。
クーラー嫌いな高齢者も多いですが
実際私の祖父母の家にはクーラーが1台もなく扇風機と窓を開けて真夏でも生活しています。
クーラーを買おうと説得しても、「暑くない」と何年も渋っています。
実際部屋に入るだけで、汗だくになるような温度でも平気だと思っているようです。
困ったものです。
私の祖父母が特別頑固とかではなく、高齢者全般にクーラー嫌い、つけない人が多くいるようです。
昔は真夏でもクーラーを付けないで大丈夫だったのだから、つけなくても大丈夫!
と思っている方も多いようです。
周りの人の対応が重要です
高齢者の方の周りの人が「大丈夫」ではないことを言って気を付けてあげてください。
厚生労働省のホームページで確認すると熱中症で亡くなった全体の人数が621件のうち
熱中症で亡くなる高齢者は平成28年度で492人にもなるようです。
この数字は全体の79.2%にもなり高齢者の死亡率が高いことがわかります。
老人ホームでは、こまめに水分を入居者様に飲んでもらうようにしています。
1日でコップ何杯飲まなければいけないのか把握するようにしましょう。
塩飴や梅干しなど塩分と水分を飲んで、熱中症、脱水症状にならないようにしましょう。
高齢者の方はこまめに温度計を見るようにしましょう。
暑い夏を乗り切りましょう!